– バクラ97節 (ユダヤ人たちに)言え。「ガブリエル(ジブリール)に敵意を持つ者は、知っておけ。彼は、神の許可を得て、以前の書を裏付ける者であり、信者たちにとっての導き手、そして福音の伝達者として(このクルアーンをあなたの心に降ろした者である)。」
質問:
– 預言者ムハンマドに「言え」と命じた後、「クルアーンを私の心に啓示したのは彼である」と言うべきではないでしょうか?
– この節に文法的な誤りがありますか?
– この聖句をどのように理解すべきでしょうか?
親愛なる兄弟よ、
この節には、いかなる誤りもありません。
クルアーンは、言語に特有のあらゆる文体上の特徴を、神聖なテキストの中で最も効果的に用いています。
ここでの表現は、いわば引用符で囲まれた、神自身による言葉を伝える文脈にあります。
その表現は、ほぼ以下のようになります。
「私が言ったこの言葉を伝えなさい、あるいは言いなさい。もし誰かが جبرائيل(ジブリール)を敵とみなすならば、知っておきなさい。神の許可により、彼は先代の聖典を裏付けるものとして、信者たちにとっての導きと福音として、このクルアーンをあなたの心に降ろしているのだ。」
ごあいさつと祈りを込めて…
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