回答
親愛なる兄弟よ、
「威厳と寛大さの持ち主」
「威厳と美徳の所有者。」
(ラフマーン章、55/78)
神の御名は、ある分類によれば、~と~の二つに分けられます。~のような御名は威厳を表す御名であり、~のような御名は美徳を表す御名です。
ヌール・キュリヤートにおいて、
愛し、その威厳を恐れること
というような文言が記載されています。
人は神の慈悲の属性を思いめぐらすとき、感謝、愛、希望、安らぎといった感情で心が満たされます。一方、神の威厳の属性は、魂に恐れと畏敬の念を抱かせます。
「ジャマール」は美徳を意味する名詞であり、その名において「ジャラール(威厳)」と「ジャマール(美徳)」が共に言及されることで、人間の心の成長を促す恐れと希望、敬虔と善行が共に示されています。ジャラールによって地獄が思い出され、イクラム(寛大さ)という属性の言及によって天国の恵みに注意が向けられています。
この名を覚えている者は、畏怖と希望の狭間で人生を過ごすだろう。
神の慈悲を絶望するのではなく、罰を確信しないこと。これは、正しい道を進む上で非常に重要な要素です。
ご挨拶と祈りを込めて…
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