イマーム・スッディーはこう言います。「もし天と地が砕け散り、マスタードの種のように小さくなるとしたら、それぞれのマスタードの種に相当する、天と地の幅ほどの広さの楽園が現れるだろう。」(エル・ジャミウ・リ・アハカミ・ルクルアン、アル・イムラン133節の注釈)
– 七重の天と七重の地がマスタードの種ほどの大きさの粒子に砕かれたとしても、それぞれのマスタードの種に相当する、天と地の幅ほどの広さの楽園が現れるという表現は、神が無限の楽園を所有していることを意味するのでしょうか?
– この解釈の正確な意味は何ですか?
– タービーン(先代の聖者)の偉大な通解者であるスッディーの伝承について教えていただけますか?
親愛なる兄弟よ、
この情報は、預言者ムハンマドの伝承(ハディース)によるものではなく、イマーム・スッディーの解釈です。
この解釈は、天上の位階の多さと、天上の広大さを示すものです。
クルトゥビーの以下の説明も、この問題を理解するのに役立つでしょう。
アブー・ザルが、預言者ムハンマド(さっらллаху・アレイヒ・ワ・サルラム)から以下のハディースを伝えたことが知られています。
「七つの天と七つの地は、クルシー(天の玉座)に比べれば、広大な平野に置かれた数グラムの重りほどのものに過ぎない。クルシーもまた、アシュ(神の玉座)に比べれば、広大な平野に置かれた輪ほどのものに過ぎない。」
(スユートィー、『アル=ドゥルル』、2/17)
これら、すなわちクルシーとアシュ(天の玉座)は、天地よりもはるかに大きな存在です。そして、高貴なる神の力は、これらすべてよりも偉大なのです。
ごあいさつと祈りを込めて…
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