流れ星と悪魔の罰との関連性が理解できません。

質問の詳細
回答

親愛なる兄弟よ、

– 真実の点において、あるものの原因は、そのものの存在の真の理由ではありません。そのものの存在の真の要因は、神の力と意志です。なぜなら、もし原因がそのものの存在の真の理由、原因、主体とみなされるならば、それは一種の多神教となります。イマーム・ガーザーリーのような学者たちが述べているように、

– これらの説明から、原因と結果、つまり原因と結果の間に、ある事物の原因とその事物自体との間には、ただ「ある」という関係しかないことが分かります。つまり、両者は同時に存在しているということです。この点をよりよく理解するために、ベディウッザマン・サウデットゥン・ガニエッティン・ベディウッザマンのこの件に関する以下の言葉を参考にするのが良いでしょう。

– この原則に基づけば、悪魔の追放が星の落下真の理由であるとは言えない。真の理由は、神の広大な知恵である。この知恵は宇宙を秩序立てる際に、どのような宇宙現象がいつどこで起こるかを決定したのである。

今日、人々が非常に以前から宇宙現象、例えば星の運行などを予測できるのは、それが神が宇宙に普遍的に適用する、不変の法則、つまり神の知恵の原則に基づいているからです。クルアーンで何度も繰り返される表現は、これらの神の法則の永続性を強調するためのものです。

悪魔の追放とこれらの星の落下との間には、必然的な関係があります。つまり、全能の神は、これらの星の落下を定めたのと同時に、天に昇ろうとする悪魔を追い払うための手段も設けたのです。

神は、永遠の計画によって宇宙を秩序立てる際に、その秩序からどのような利益が得られるか、そしてどのような悪魔が追い払われるかを考慮に入れていたのです。

地震もまた、地球の地質学的法則の枠組みの中で、神の知恵深い意志によって発生するものです。地上の断層線の存在が、これらの地震の真の原因ではありません。地震の真の原因は、神の知恵、力、そして意志です。

まさに、神は無限の知識をもって、これらの地球物理学の法則を、反逆する人間たちに警告する役割も果たすように、人々が警告を必要とする時期に合致するように調整しておられたのです。このようにして、神の無限の知識と知恵によって、一石を投じて多くの鳥を打つような効果が生まれます。両方とも、同時に起こるのです。

– 神の無限の知識から生まれたクルアーンの1章、1節、時には1つの単語でさえ、多くの意味を含んでいるように、神の無限の知識、知恵、力から生まれた、具象的なクルアーンである宇宙という書物においても、その知恵に満ちた秩序、原子、分子、あらゆる動きは、多くの目的のために機能しているのです。


ごあいさつと祈りを込めて…

質問で学ぶイスラム教

最新の質問

今日の質問