親愛なる兄弟よ、
この件に関するいくつかの預言の伝承は以下の通りです。
「楽園には木があり、その主要な枝は」
(胴体)
その黄金の樹の小さな枝は、緑色の瑪瑙と真珠でできています。風が吹くと、その樹は声を立て始め、それを聞いた者は、これほど心地よい声を聞いたことがないでしょう。」
(アブ・ヌアイム、『シファトゥル・ジャンナフ』、433; 『アル・タルギーブ・ワット・タルヒーブ』、4/523)
このハディースの伝承者であるマズラマ・ブン・ウレイインは信頼できないとされている。(『ミザーン・アル=イティダール』4/109参照)
「天国には、その実が緑色の宝石、ルビー、真珠である木があります。神が風を吹きかけると、その木は揺れ動き、さざめき始め、これまで聞いたことのないほど甘美な音を奏でます。」
(イブン・カイユム・アル=ジャウズィーヤ著「ハディ・アル=アルワハ・イラ・ビラード・アル=アフラフ、第40章」)
「楽園には、一本の木が立っていて、その木陰は一人の騎兵が百年かけても通り過ぎられないほど広い。その木陰で人々は語り合う。すると、中には食欲がそそられ、世俗の楽しみを思い出す者もいる。すると、神は楽園から風を送り、その木を揺らし、木は世俗のあらゆる楽しみを…」
(音声と動きとして)
明らかにする。
(『et-Terğib ve’t-Terhîb』4/520;この伝承は弱い。参照:『Mizan el-İ’tidâl』2/193)
「楽園には、楽園の住人たちが毎週行く市場があります。そこでは、北風が吹き、彼らの顔と衣服に楽園の香りを吹きつけ、さらに美しさを増します。以前より美しく、ハンサムになって妻たちの元へ戻ると、家族は彼らにこう言います。」
– 本当に、美しさに美しさが加わったと皆が言いますよ。彼らもそう言います。
「本当だよ、君が僕のそばを離れてから、君はさらに美しくなったってみんな言ってるよ。」
(ムスリム、楽園13)
「楽園の香りは百年の距離を越えても感じられる。」
(ハキム、ムスタドレク 2/126)
サイド・ブン・サルド・アル・ハリスィーが言ったところによると:
「私が聞いたところによると、楽園には黄金の葦の森があるそうです。」
(果実)
そこには真珠の木が生えていて、楽園の住人が美しい音を聞きたいと思うと、神はそれらの森に風を送り、風は彼らが望むあらゆる音を奏でる(呼び起こす)のだそうです。」
(en-Nihâye, 2/509-510 参照)
楽園の香りを運ぶこの風から
北風
このように言及されているのは、アラブ人が雨を呼ぶ北風を待ち望んでいたからでしょう。実際、この風は、動きをもたらすという意味で…
「ムシーレ」
とも呼ばれています。
ご覧のように、預言者ムハンマド(平和と祝福あれ)は、様々な預言において、天国生活について語り、そこが尽きることのない美しさの国であることを伝え、私たちに神のこの比類なき恵みを得るために努力し、励むよう促しました。
風が吹くと、これらの木々が互いにぶつかり合い、これまでどんな耳も聞いたことのないような甘美な音を奏でます。楽園の住人たちは、これらの木々の下で語らい、世俗の思い出を新たにするでしょう。そして、彼らが娯楽を求めたときには、神が送る風によって、彼ら自身が美しくなるだけでなく、木々が動き出し、世俗のあらゆる種類の娯楽が実現するのです。
つまり、楽園は美しさの国なのです。楽園に住む人々は、美しさや与えられた恵みの味、喜び、そして特徴が絶えず増し続け、永遠に増え続けるのです…
(参照:イブン・カイユム・アル=ジャウズィーヤ著、「ハディ・アル=アルワハ・イラ・ビラド・アル=アフラーフ」、第40章、イブラヒム・チャナン訳、クトゥブ・イ・シッテ・タージュメ・ヴェ・シェルヒ、アクチャグ出版:14/427-429)
ごあいさつと祈りを込めて…
質問で学ぶイスラム教