回答
親愛なる兄弟よ、
どんな人にも長所と短所があるように、学者にも正しい解釈と誤った解釈がある可能性があります。学者たちは、コーランと預言者の言葉から導き出した意味を私たちに伝えています。これらの解釈は一般的に正しいものですが、誤った解釈(イフティハド)をする可能性もあります。たとえイフティハドで誤った解釈をしたとしても、罪を犯したことにはなりません。
学者の考えは批判されるべきだが、公正な批判をするためには、まずその分野に精通している必要がある。その分野に精通していない人が批判した場合、たとえ正しい指摘をしていたとしても責任を問われることになる。
批判をする際には、間違っていると判断した点のみを批判すべきです。一つの間違いがあるからといって、その人の考え方全体や人格を批判するのは許されません。それはその人への不正義です。
これらの点に注意すれば、意見の批判は、真実を明らかにし、神の御心にかなうことを目的として行うことができます。
相手の意見も正しいが、この意見の方がより正しい、という姿勢で行動するのが一番良い。
ご挨拶と祈りを込めて…
質問で学ぶイスラム教