親愛なる兄弟よ、
敬虔で、悪事を避け、清廉潔白な人がイマームを務めるのが最も望ましいです。しかし、罪を犯すことを気にしない人がイマームを務めたとしても、その祈りは有効です。また、姦淫を犯して悔い改めた人のイマームを務めることも許されます。
イマームを選ぶ際には、まず、正統な信仰を持ち、法学に通じ、特に礼拝に関する問題に精通している人物であることに注意が払われます。これらの問題を同程度に理解している人物が複数いる場合は、次のように選ばれます。まず、最も美しく朗読できる者、または最も多くの聖クルアーンを暗記している者が選ばれます。これらも同等であれば、最も禁じられたことを避け、最も敬虔な者がイマームとなります。これらも同等であれば、優先順位は次のようになります。最も年長者、最も優れた道徳を持つ者、皆に好まれ、信者の数を増やした者、より高貴で名家の出身者、そして最後に、最も美しい声を持つ者です。
* 人々にイマームを務める者は、物質的にも精神的にも非常に清潔であるべきであり、あらゆる面で信徒よりも高いレベルに位置していなければなりません。特に衣服や靴下の清潔さに注意し、良い香りを身につけ、玉ねぎやニンニクなど、不快な臭いを放つものを食べることを避けるべきです。
* イマームが、礼拝者のスンナに則ったタスビーフ(神への賛美)を完了する機会を与えないほど、ルクー(跪拝)やサジュダ(伏拝)のタスビーフを急いで行うのも忌まわしいことです。また、礼拝者が間に合うようにルクーを長くするのも忌まわしいことです。
* イマームは、自分が容易に読める経文や章節を読むべきです。まだ完全に暗記していない箇所は読むべきではありません。
ご挨拶と祈りを込めて…
質問で学ぶイスラム教