親愛なる兄弟よ、
クルアーンはアッラーの言葉である。ワキーア(56)章79節に記されているように。
「清浄な者以外は、そのクルアーンに触れてはならない。」
そのため、アブダラ・イブン・アブス(رضي الله عنه)の命令に従い、無礼を避けるために、クルアーンに触れる前にアブドゥッラー(イスラム教徒の儀式的な洗身)をすることが正しいとされています。この節を異なる解釈をする人もいますが、イスラム学者たちの共通の意見は、クルアーンに触れる前にアブドゥッラーをすることが正しいということです。
しかし、アブダスト(イスラム教の儀式的な洗顔)をしていない人が、触らずに目の前のクルアーンを読んだり、暗記している経文や章を読んだりすることは許されます。
身を清めないでいる人は、クルアーンに触れることができないように、読むこともできません。アヤト・アル・クルシー、ファティハ、イフラスなどの経文や章を読みたい人は、祈りのつもりで読めば問題ありません。
(エルマリー・ハムディ・ヤザル、『タフシール(注釈)』、ワキーア79節の解説;ジェラル・イルディリム、『イスラム法学』、IV/157)
頭に覆い物をせずにヤシーンの章を読んでも構いませんが、クルアーンへの敬意から頭に覆い物をしている方が良いでしょう。
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クルアーンを読むことの重要性、そしてその礼儀作法とはどのようなものでしょうか?クルアーンを読むことで、人は現世と来世においてどのようなものを得ることができるのでしょうか?
ご挨拶と祈りを込めて…
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