「サルマーン・ファーリシーのような一部のサハバは、無礼をせずにコーランを手にしても良いと考えています。」
– この記述は、どこから引用されたものですか?
親愛なる兄弟よ、
– 伝えられるところによると、アルカメはこう言ったそうです。
ある日、私たちはサルマン・ファーリシーのところへ行き、彼にこう言いました。
「お風呂に入って、少しコーランを読んで聞かせて。」
と私たちが言ったところ、彼はこう答えた。「ワキーア(60)章78-79節に書かれているように、」
「それは(クルアーンは)守られた書物に(ラフ・イ・マフフーズに)記されている。清浄な者以外はそれに触れることはできない。」
(訳文の)節で言いたいこと
「天上のクルアーンに触れることができるのは天使だけである」
と答えた。
(アブデストを取らずに)
彼は私たちにコーランを読んでくれた。
(スユウティ、『ドゥルル・マンスール』、関連する経文の注釈)
注記:
この記述では、サルマンがコーランを暗記で読んだのか、それとも写本を手に読んだのかは明確ではありません。
実際、イブン・タイミーヤによれば、サルマーン・ファーリシーもまた、コーランはアブドゥスト(イスラム教徒の儀式的な洗顔)をせずに触れてはならないと述べた人物の一人である。
(『マジュムゥル・アル=ファターワー』21巻266頁参照)
– 一部の伝承によれば、イブン・アッバースは、無水洗顔(アブダット)の状態でクルアーンを触っても良いと述べています。クルーティビーはこの点に関して次のように述べています。
「クルアーンを無蓋のまま保管しても良いかどうかについては、意見が分かれています。学者たちの大多数は…」
アブダスト(イスラム教徒の儀式的な洗顔)をせずにコーランを触ってはいけません。
アリー、イブン・マスウード、サアド・イブン・アビー・ワッカス、サアード・イブン・ザイド、アータ、ズフリー、ナハイ、ハカム、ハマド、そしてイマーム・マーリクやイマーム・シャーフィイーを含む多くの法学者たちがこの見解に賛成しています。この見解を支持する最も有力な証拠は、イマーム・マーリクが伝承したものです。
「コーランは、アブデスト(イスラム教の儀式的な洗顔)をした者だけが触れるべきである。」
(ムヴァッタ, 1/199)
という意味のハディースです。
「アブー・ハニーファに関する伝承は様々です。伝承によっては、アブー・ハニーファがこれを認めていないとされており、また伝承によっては認めているとされています。この見解を支持する者の一人が」
イブン・アッバス、シャアビー
そしてその他多数です。」
(参照:クルトゥビー、ワキーア章78-79節の注釈)
– ネヴェヴィー師の伝承によれば、
アブ・ハニファーを含む四大宗派のイマームは、クルアーンは無礼儀な状態では触れてはならないと、学者たちの大多数が考えていた。
という意見です。
(参照:Mecmu, 2/72)
ご挨拶と祈りを込めて…
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