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親愛なる兄弟よ、
熱湯を注いだからといって、必ずしもそのようなことが起こるわけではありません。しかし、穴やゴミ捨て場も空っぽではなく、生き物や精霊が住んでいる可能性があります。
実際、アブドッラー・ブン・サーリク(ラ)の伝承によれば、(地上にいる昆虫たち)について、解釈学者カターデに尋ねられたところ、彼は次のように答えた。
また、廃墟、空き地、汚れた場所、ゴミ捨て場、墓地などに現れるという伝承もあります。
ですから、注意が必要です。ここに住む、目に見えるものも目に見えないものも含め、生き物に危害を加えないように、危害を加えるようなことをしないようにしましょう。なぜなら、彼らに危害を加える人は、物質的にも精神的にも損害を受ける可能性があるからです。
預言者ムハンマド(平和あれ彼に)は、精霊や有害な存在から身を守るために、物質的な対策に加えて、精神的な対策として祈りを捧げるようにと説きました。
(有害なものすべてから)
と祈ることを勧めています。
イスラム教徒は、身と衣服の清潔さ、そしてグスル(大浄化)とアブデスト(小浄化)の清潔さに注意し、言葉を祈りに慣れさせ、悪魔や有害なものから神に身を委ね、あらゆる仕事の際に「ビスマレ」(神の名において)を唱え、常に神の保護と監視の下にあることを知り、それに応じて行動する。
これからは、すべてを神に委ね、安心して人生を送り、心配や疑念に囚われなくなるでしょう。
要するに、この観点から、質問の件だけでなく、あらゆることに注意を払いましょう。例えば、踏む場所、発する言葉、聞く声、見るもの、考える意味、使う道具、食べるもの、飲むものなど、すべてに注意を払い、ハラールとハラーム(イスラム教で許されるものと禁じられるもの)について敏感になりましょう。肉体的にも精神的にも、物質的にも霊的にも、いかなる存在にも害を与えないようにしましょう。
ご挨拶と祈りを込めて…
質問で学ぶイスラム教