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(クルアーンを読んだ者の両親が不信者であったとしても、その苦しみは軽減される。)
[不注意な者への警告]
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(「ビスマレ」と書かれた紙を、踏みつけられないように敬意を払って拾い上げた者は、シッディク(真実の信者)として記録される。たとえ両親が不信者であっても、その苦しみは軽減される。)
[イブン・スユティ]
– 上記のハディースの伝承には、両親が異教徒であってもと述べられています。しかし、死後にそのような善行の功徳が及ぶためには、その人が信仰者として亡くなっている必要があるはずです。説明をお願いします。
親愛なる兄弟よ、
「クルアーンを読んだ者の両親がたとえ不信者であったとしても、その苦しみは軽減される。」
伝承の源泉である
「不注意な者たちへの警告」
これはハディースの信頼できる情報源ではありません。信頼できる情報とそうでない情報が混在した説教集です。
「『ビスマレ』と書かれた紙を、踏みつけられないように敬意を払って拾い上げた者は、正信者として記される。たとえ両親が不信者であっても、その苦しみは軽減される。」
この意味の伝承は、アブー・シャイフとタバラーニーによっても伝えられている。
(Aclunî, 2/298 参照)
この話はでっち上げだ。
(イブン・ジュズィー著『アル・マウダート』1/226、アル・アンバーニー著『シルスィラトゥ・アル・アハディース・アル・ダイーファ・ワ・アル・マウダート』1/438参照)
スユートゥイも同じ伝承を
「偽預言に関する真珠の如き教訓」
著書の中で、この逸話を引用し、証言者のうち数人が信頼性に欠けると指摘し、その逸話が真実ではないことを示唆した。
(参照: 1/184)
この作品も
-名前の通り-
話題 / 捏造
逸話を伝えるために書かれたものです…
ご挨拶と祈りを込めて…
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