– 私はウムラ巡礼の際に、スリッパの前部分は閉じていて、後ろ部分は開いていました。皆さん
「このサンダルでは巡礼の儀式に入れない。」
と言われました。それで私も先生に聞いてみました。先生も
「大丈夫、これでもできるよ。」
と言った。新しいスリッパを買う機会はあったのに、買わずに、このスリッパでウムラを済ませた。
– このようなサンダルでウムラ巡礼をしても良いですか?
– 違反した場合、罰則はありますか?どうすればいいですか?
親愛なる兄弟よ、
– 履物の形状がわからないため、直接的に فتوى(イスラム法上の判決)をお伝えすることはできません。関連する考察を提示いたしますので、ご自身の状況を理解していただけるでしょう。
– 上部と踵が開いているサンダルや靴を履いても問題ありません。
(参照:ディヤネト・イルミハリ、1/524)
– 縫い目がない、つま先が開いている(かかとが露出している)サンダルやスリッパを履くことに問題はありません。ただし、つま先を覆うような靴を理由なく履くことは禁止されています。
(参照:V.ズハイルィー、『イスラム法学』、3/231)
– ハニフィ派の教義によれば、
もし誰かが一日以上、縫い目の多い服を着ていたら、ヤギか羊を屠ってハレムの貧しい人々に配るべきである。
(V. Zuhayli, 3/258 参照)
– ハニフィ派以外の三つの学派によれば、一人が一日以上縫製された衣服を着ていた場合、以下の三つの贖罪のいずれか一つを選んで行うことができます。ヤギや羊を屠って施しをするか、三日間断食するか、貧しい者六人に食事を与えるかです。これらを行う際に、必ずしもハラーム(禁地)で行う必要はなく、どこででも行うことができます。
(Zuhayli, 3/260 参照)
ご挨拶と祈りを込めて…
質問で学ぶイスラム教