– そんな人は地獄に永遠にいるのでしょうか?
親愛なる兄弟よ、
この節の前に続く2節の意訳も提示する必要があります。そうすれば、この問題の理解がより容易になるでしょう。節の意訳は以下の通りです。
「ああ、自分の手で書いた本を、少しの金を得るために『これは神から与えられたものだ』と言う者たちよ、ああ、その手で書いたものゆえに、ああ、その得た災厄ゆえに、ああ、彼らに災いあれ!」
「彼らはまたこう言った。『火刑はほんの数日しか及ばないだろう』と。言え、『あなたがたはアッラーから約束でも受けたのか?もしそうなら、アッラーは約束を破ることはない。それとも、あなたがたはアッラーに対して、知らないことを言っているのか?』」
「ああ、罪を犯し、その罪が彼を四方八方から取り囲んでいる者は、まさにそのような者こそが火の民であり、そこに永遠に留まるであろう。」
(2:79-81)
聖句の解説:
79.
だからこそ、ああ、筆者たちよ、自分の手で本を書きながら、こう言うとは!
「これは神から来たものだ」
彼らはそう言います。そして神を冒涜します。それはわずかな金銭を得るためです。ほんのわずかな世俗的な利益、つまり一時的な利益のために、彼らは嘘をつき、真実を歪め、改ざんします。このようにして、彼らは古い書物を大きく改ざんしました。ああ、彼らの手で書かれた嘘のために、そして彼らが得た汚い利益のために、彼らに災いあれ。
80.
このように真実を歪め、真実を誤魔化し、虚偽の記述やプロパガンダで民衆を欺き、真理から遠ざけることの結末は、なんと恐ろしいことでしょう。人々を永遠の苦しみへと突き落とすこの欺瞞の罪悪感は、現世の卑劣な利益に比べて、来世の苦しみをどれほど激しくするでしょうか。彼らは、自分たちの心の中で、これにも解決策を見つけたかのように、無知な民衆に、わずか数日を除いて、地獄の火は決して私たちに触れないだろうという希望を植え付けているのです。
注釈家たちは、この数日間の数について様々な説を伝えており、その中でも最もよく知られているのは40日という説です。ナジュヴァーニー注釈書によると、トーラーには、神を捨てて子牛を拝んだ者たちが火に投げ込まれるという経文が記されているとされています。
出現
(出現)
そして
食欲
(有名であること)
その結果、ユダヤ人たちの希望は打ち砕かれ、イスラム教への改宗を志すようになった。これを見たユダヤ教の学者たちは、慌ててこう宣言した。
「子牛の崇拝は、モーセが不在の間、わずか40日間続いたに過ぎない。したがって、我々ユダヤ人は地獄に40日以上も留まることはないだろう。」
このように慰めと朗報を与えたという。また、アスマーイーはユダヤ人の一派の主張として、子牛崇拝は7日間続いたと伝えている。イブン・アッバースとムジャヒードの伝承によれば、ユダヤ人…
「世界の寿命は七千年であり、我々は千年ごとに一日ずつ苦しむであろう。」
と言ったそうです。別の伝承では、ユダヤ人たちは、
「地獄の一端からザクームの木のある一端までは、四十年かかる道のりであり、彼らは一年分の道のりを一日で進み、四十年でそれを終えるであろう。」
彼らは、それがトーラー(旧約聖書)に記されていると主張した。
81.
ムハンマドよ、彼らにこう言いなさい。「あなたがたは、このことについて、アッラーから約束、誓約を受けましたか?もしそうなら、アッラーは約束を破らず、言葉を反故にしません。それとも、あなたがたが知らないことをアッラーにでっち上げて言っているのでしょうか?いや、彼らの言うとおりではありません。悪事を犯し、その悪事が彼をあらゆる面から包み込み、内面と外面、心と舌とその他の器官を完全に覆い、悪事を習慣にし、それを合法と見なすようになった者は、まさに火の民、火の仲間であり、彼らはその火の中で永遠に留まります。彼らが期待し、主張するように、7日や40日ではなく、決してその火から抜け出すことはありません。そこは永遠の国です。そして彼らは、罪に染まり、悪にまみれ、清い部分が何も残っていないまま、その国へ行き、悪は彼らの永遠の性質、普遍的な特徴となっています。一つの悪事が人を包み込むなら、多くの悪事に染まった者の状態は、もう比較してみましょう。つまり、罪が彼らを完全に覆っていない者は、地獄の火の中で永遠に留まる者ではないということです。心に少しでも信仰が残っている者、罪を罪と知り、それを合法としない者については、永遠の苦しみはありません。数日というのは、彼らに対しては考えられることです。」
(参照:エルマリー・ハムディ・ヤズィル、『真の宗教』、関連する経文の解説。)
ごあいさつと祈りを込めて…
質問で学ぶイスラム教