親愛なる兄弟よ、
「創造主にして最良の創造主であるアッラーは、実に尊い。」
(ムウミニーン、23/14。また、サーファート、37/125参照)
この節は、字義通りに解釈すると、アッラー以外の創造主がいることを示唆している。しかし、クルアーン全体が唯一神論を説いていることを考えると、この節を字義通りに理解することは、それを理解しないことと同じである。
神は、すべての存在の創造主である。
「彼(アッラー)は、創造したすべてのものを美しくされた。」
(サジェーダ32:7)
聖句の教えに従い、あらゆる存在は、その本質にふさわしい美しさで創造されたのです。
クルアーン・キリーミ(コーラン)では、たった一箇所にしか、
「創造する」
という意味の動詞は、人に帰属させられます。つまり:
イエス・キリストが民に教えを説いていたとき、
「粘土で鳥の形をした生き物を造って、それに息を吹き込むと、神の御加護により鳥になるだろう…」
と言います。
(アル・イムラーン3:49)
注意すべき点として、
イエス・キリストが成し遂げたのは、無から創造することではなく、粘土に鳥の形を与え、それを空に飛ばすことだったのです。
私たちが住んでいる家、乗っている車、周りの物…これらはすべて、神が創造した物質に私たちが形を与えた結果生まれたものです。
これらこそが、人間が求めるものだ。
「形作る」
比喩的に言えば
「創造的」
たとえそうだと認められたとしても、人間の芸術と神の芸術は決して比較されるべきではない。神
「最良の創造主」
彼は、最も美しい創造主である。なぜなら、彼は最初から万物を無から創造し、人間の手による芸術の模範を、しかも最も美しい形で実現させたからである。一方、人間の手によるものに必要な知識、意志、力も、彼が創造したものである。
人間が到達した最先端の技術的進歩であるロボットやコンピューターなどは、確かに感嘆に値するが、それらの出発点である人間の脳は、言うまでもなくはるかに素晴らしい。
人間はロボットを作るが、神は人間を創造する。
人間の脳は、世界にあるあらゆる電子システムと比べ物にならないほど完璧に設計されています。
神が創造した小さなハエは、人間の技術では模倣できない素晴らしい特性を備えています。
ご挨拶と祈りを込めて…
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